相談事例集

火災保険が使える?

相談内容女性 70歳代

公的機関のような名称の業者が突然訪ねて来て、「雨どいが曲がっているので立ち寄った。屋根も点検したほうが良い」と言われ、「火災保険の保険金で修理できる」と保険の申請を勧められました。業者は目の前で加入保険会社に電話をかけ、申請後12日以内に点検に来るので、保険会社から電話があり次第担当者に連絡するよう言われました。保険会社からの支払いがなかった場合は手数料はかからないが、支払いがあった場合は入金額の30%を手数料とすると説明されました。保険金が出るならと思い、保険申請サポート案内の申込欄に申込年月日・住所・氏名を書き押印しました。2日経って何か変だと思い、契約先の保険会社に確認しました。すると業者からの電話など無いと言われ、老朽化による修理費は保険支払いの対象外と言われました。クーリングオフの説明を見て消費生活センターに相談しようと思いました。

結果概要

公的機関のような名称を使い、電話や突然の訪問で「火災保険を申請すれば、自己負担一切無しで家の修理ができる」などと勧誘する手口の相談が寄せられています。無料点検に来る、保険申請も代行すると言いながら強引に勧誘します。最終的には住宅の修理工事契約を結ばせられる事が懸念されます。保険金が支払われず、工事費の自己負担や高額な解約料を請求されたりするケースもあります。今回は、相談者が業者の話を不審に思い、自ら保険会社に問い合わせた事で保険金は払われないと分りました。早期にクーリングオフの通知を書き、念の為センターからも業者に電話で伝えクーリングオフを確認しました。このような場合、まずは自分で保険会社に問い合わせ、困った時は早めに消費生活センターに相談しましょう。

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